多肉植物の育て方・種類をご紹介!

ぷっくりと肉厚の葉がかわいらしい多肉植物。

インテリア雑誌などで特集されることも増え、興味を抱く方も多いことでしょう。

最近は多肉植物にハマってしまう人のことを総称して「多肉族」と言うのだとか。

そんな魅力あふれる多肉植物の育て方・種類についてご紹介します!

多肉植物の育て方

1 : 日当たりの良い場所に置く 

2:夏は風通しよく 

3:水やりは月に2回ほど

一番大切なのは置き場所なんです!

光のない場所では植物は育たないので、定期的に日光浴は必要です。

ずっと弱い光の場所に置いておくと、体内に貯めてあったエネルギーを使い果たしてしまい
最後は枯れてしまいます。

一番簡単なのは、2鉢、3鉢をローテーションを組んで飾ること。

日光浴をさせる際、急に外に出してしまうと火傷してしまいます。
日当たりの良い窓辺などに置き、そのタイミングで水やりをすると丁度良いですよ。

多肉植物の種類一覧

色も形も個性豊かな多肉植物ですが、大きく5つの系統に分類されます。
好む環境はそれぞれ。名前をチェックして最適な方法で栽培しましょう。

ベンケイソウ科

多肉植物ではいちばん有名な種類でしょう。
水分を蓄えられるよう、葉や茎はぷっくりと肉厚です。茎が短く低木のようになったり、葉が
ロゼット状(八重咲きのバラのような形)になったりと形はさまざま。
春から夏、小さな花を咲かせる種類もあります。

サボテン科

一般的に、茎は筒形や球形。
針状や長い毛のように見える部分は、じつは葉が進化したもの。
動物から身を守ったり、空気中の水分を凝結させるなど、トゲや毛には役割があります。
メキシコを中心とした南北アメリカに自生。上手に育てると、春から夏にかけて美しい花が咲きます。

キク科

もっとも進化し、多種多様に分かれているのがキク科。
アレンジでもおなじみのグリーンネックレスをはじめ、枝垂れて育つ多肉植物も多く含まれます。
他の科の多肉植物よりも多くの水が必要です。水やりを忘れないよう、水場の近くで管理を。

パイナップル科

別名はアナナス科。
エアプランツやタンク系植物など個性派がそろいます。
薄い産毛で覆われているのが特徴で、自然界ではその産毛で水分をキャッチして成長します。
なお、土に植えずに育てられるエアプランツは空気中の水分だけで生きていけると誤解されがちですが、
霧吹きなどで定期的な水やりが必要。

ツルボラン科

絶大な人気を集めるのはハオルチアです。
ぷっくりと膨らんだ半透明の葉に水分と栄養分を蓄えながら、きれいなロゼット形に。
暗い場所でも、わずかに差し込む光を取り込むことが出来ます。そのため、ハオルチアだけは
室内の明るい場所でも育てられます。

【まとめ】

いかがでしたか?
多肉植物は本当にたくさんの種類があります。

まずは初心者向けの品種から始めて、少しずつ難易度の高いものに挑戦するのも
タニク生活の醍醐味だったりします。

次のページで初心者でも育てやすい種類をご紹介しておりますので、是非ご覧ください。

多肉植物(初心者向け)を探す。

多肉植物の植え替え時期

多肉植物を何年も同じ鉢で植えたままにしておくと「根詰まり」を起こします。

根が伸びる余地が無くなってカサカサに枯れたり、病気になってしまうこともあるので
気を付けましょう。

植え替え時期のサイン
・鉢底の穴から根がはみ出している。
・下葉が落ち、その茎から根が出ている状態。この根は「気根」といいます。
・下葉が枯れている。

これらのサインがなくても、2年以上 同じ鉢に植えていたら 一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。

・固くなった根は必ず、ほぐしましょう。
・根があまりに長くなっていたら切り詰めます。5㎝位までならその後も成長します。

根詰まりを起こしていた多肉植物には、静養が必要です。
植え替え後は2週間ほど日陰に置き、様子を見ながらお世話をしましょう。

特にサボテン科とキク科は根が張りやすいので早めに植え替えましょう。

おしゃれな寄せ植えも人気!

大切なのは「組み合わせ」

多肉植物を寄せ植えにするときは、同じ仲間同士がおすすめ。
必要とする水の量や光の当て方が似ているため、初心者でもうまく育てられます。

ポイントは「生育型が同じもの」を組み合わせることです。

原産地によって、主に春秋型、夏型、冬型の3つの生育型に分けることができます。
季節の水やりや置き場所などの管理方法が変わってしまうので、異なる生育型の組み合わせは避けましょう。

春秋型

エケベリア、アロエ、ハオルチア 、コチレドンの一部、センペルビウム、オロスタキス

夏型

アガベ、カランコエ、クラッスラの一部、コチレドンの一部、ユーフォルビア、サボテン

冬型

アエオニウム、オトンナ、クラッスラの一部、セネキオ、コノフィツム、リトープス

寄せ植えにオススメの苗は?

寄せ植えが目的であれば、1号サイズの「カット苗」や「プラグ苗」が便利です。

1号は鉢の直径が3cmほどですので、3〜5cmほどの多肉植物の苗が植えられています。

また、カット苗とは多肉植物の子株を茎から切り離して発根させたもので、
そのまま植えられます。

プラグ苗とはコンセントのようにそのまま根鉢(根周りの土)ごと挿して育てられる苗のことです。
寄せ植えをつくるときは、茎を1cmほど残して根っこごとカットしてから植えましょう。

寄せ植えに向かない種類もある

寄せ植えに向かない種類もあります。

例えば、ぷっくりとした葉で人気のハオルチアは蒸れに弱いため、密集する環境だと
弱って枯れる可能性が高いです。

もし寄せ植えするのであれば、密集を避けて点在するようなレイアウトがおすすめ。